南湖ウィード攻略編(最終章)


マクロな目でエリアを選択した後、

魚探や目探
でエリア全体をチェックします。(この作業が大切です)



①水の質(つやつやした感じの水 伝えにくいのですが

②ウィードの種類(複合なのか、単発なのか…)

③量(バスが動けるスペースがあり、補食しやすい場所)

④高さ(高低差がありすぎてもポイントをしぼれないので避けます)

⑤質(可能な限り新鮮なウィードがGOOD)

⑥ベイトの有無(アユ、ハス、ギル、オイカワなど写り方などで判断)

⑦底質(ワタクシは砂地質が好きですね)など




いろいろな情報を頭にたたき込みます。

このときにエリアの全体を魚探をかけながら立体MAPを頭に描きます(イメージは北斗の拳のユリヤがいる背の高いお城ですw)そしてそのエリアの中で考えることは2つあります。先日書いた①水が巻くエリアを探すこと、濃いウィードを水が通れば浄化作用が働き、きれいないい水が生まれたりするので、②そのウィードの下流側というポイントでエリアを絞り込んでいきます。

注意:3mまで見えるようなきれいな水は南湖では避けています(ただしウィードなどの隠れ場所があれば攻めます)



時期によって違いますが、例えば7月くらいだとオオカナダモ(1mくらいの高さの)があるエリアを選択します。バスにとっては居心地がよい場所です。そのカナダモの生え方をチェック(ウィードラインをGPSなどにマーキングします。ワタクシの魚探に訳わからんマークがいっぱいあるのはそのためです)します。そこでこの一定の高さになりやすいカナダモを浚渫などと同じとらえ方をします。浚渫ならばみなさんもその岬状のエリアやくぼんでいるエリアなど変化のあるエリアを狙いますよね?同じように岬状の場所を探したり、濃い場所を探したり、高さの変化があるところを探します。次にその中にあるエビモを探します。水面に出ているエビモは見つかりやすいので、できれば水面に出ていない新鮮なエビモがGOODです。このエビモはバスにとってはハードストラクチャーになります。いわゆる湖北でいう取水塔の役割をします。そこをルートにして補食したり回遊したりします。当たってるかどうかはわかりませんが、こうやって考えるようになりました。最初に書いた

バス釣り=ストラクチャー

という方程式となんの変わりもありません。古くからバスを釣っている方などとさほど知識は変わりません。みなさんがすでに知っていることをどう生かすか?ここに釣果の差が出るのではないでしょうか?釣ってくる人は自然の観察力や応用の仕方がうまく、臨機応変に対応できる方が多い気がします。ただの「思い出めぐり」に終わらない柔軟さとチャレンジ精神が新しい世界を作っていくような気がします。



ただスーパーガイド達はさらにそこから「今日いい場所」を探し当てます。要はさらに「ミクロ」な世界へ入っていくわけです。こうやって仮説や経験をいくつも組み立ててバスを探していきます。



沈船や浚渫、ロック、ハードボトムなど多くのポイントはみんな知っています。古くからバスが釣れるレイクほど、こういった場所はどんどん釣れなくなります。太くていいバスのストックもどんどん減ってきている気がします。ガイドをしている人は釣行回数も多いのでポイントをよく知っているのは当然です。ですが最近の南湖はウィードレイクなのでポイントが流動的になります。昨年釣れたエリアは今年は沈黙なんてことは多々あることです。そんな中で琵琶湖スーパーガイド達がお客様にデカバスをプレゼントしている理由は、エリアの絞り込み、タイミングなど研究尽くされた結果なんです。だから「そこにこれを投げれば…ほら釣れるでしょう?」ということになるのです。琵琶湖の某ガイドが言ってました。「毎日出ないとわからない…」と。「毎日出ないと釣らせることはできない…」と。まさにその言葉が示すのは連日出て自信をつけるしかないということですね。



僕が出会った多くの琵琶湖大好きさん達(笑)は「デカイのが釣れない…」「いつもと同じことをしてしまう」などと言われます。

『引き出し』

は多くの方と釣りに行かないとわかりません。ガイドを利用するということは自分自身の『引き出し』を増やすことに他ならないと思います。あとはその『引き出し』を軸にして、また新しいことにトライすればそれはそれでOKだと思いますし、自分自身の釣り力レベルアップにも繋がると思います。



まぁ、何よりも楽しんで釣りをすることが一番大切ですよね。



<南湖ウィード攻略編 いかがでしたか?みなさんそれぞれの考え方や経験があると思いますが、また機会がありましたらお聞かせくださいね>





南湖ウィード攻略編(その2)


≪マクロからミクロへ≫

南湖ウィード攻略のキーになるのが、みなさんもご存じの

湖流です。

湖流のあるなしによって、エリアはずいぶんと変わります。例えば全開放水となると船を留めることもままならないほどの流れが発生します<それによって北エリアの水が入り、南部の透明度があがったりします。また湖流が強いエリアは弱いウィードが切れてしまうため、南部が乱れる場合もあります。放水量が多いときは、流れを避けたほうが無難でインサイドや冷たい水の流れをプロテクトしてくれるシェルターの役割をするウィードの中などを1/2oz程度のテキサスで釣っていました。やや湖流の流れが収まりかけたら逆に流れの中で活発に補食するバスをライトテキサスなどで狙っていました。これが後述する「変化」の法則です。>



さてこういった湖流で水が動くことにより、変化の多いエリア(アウトサイド)と変化の少ないエリア(インサイド)に気を配らなければありません。このときに釣行日当日までの湖上の様子にも気を配ります(これが大切)デカバスほど急激な変化を嫌うような気がするので、変化が多い日が続く場合は変化の少ない場所、逆に変化が少ない日が続いている場合は変化する場所などといった考え方をします。さらにそこから上質の水+上質のウィードがあるエリアを探していきます。



今年は年間通じてインサイド側が比較的よかった気がします。特に南部アウトサイドラインは水の悪さに加えてdeadウィードが繁茂していたため、昨年度よかった浜大津沖は沈黙。そのエリアにいたデカバス達は水の悪い沖ではなく、否応なしにまだ水がましなシャローに行かざるおえなくなり、タケシ城沖シャローカナダモドームなどにバスが集まってしまったのは必然だった気がします。



少し話がそれてしまいましたが、要は『アウトサイド』or『インサイド』という考えを明確に持つことが大切だと思います。だからアクティバというエリアにしてもアウトサイド、インサイドが存在するので、自分がどのエリアにいるのかを確認すること。あとは似たようなエリアを煮詰めていくことが大切です。



次の話はマクロにもミクロにも言えることなんですが、今年のマイフェイバリットキーワードは



『水が巻くエリア』



でした。『水が巻くエリア』にはベイトが付きやすく、ベイトを補食するバスが集まります。ただそこにはバスが身を寄せることができる何か(ウィードなど)が必要になります。マクロな目で見てやはりインサイド側に巻き場所が多く存在していました。そういった場所はインサイドエッジではなく、一歩内側に存在していました。明らかにベイトの量も多く、いいバスをストックしていました。



次回はよりミクロな話になっていきます。続く…



南湖ウィード攻略編(その1)


今年の南湖ウィード攻略を考察(反省)してみます。これはあくまでも個人的な考えなのでご理解していただいてからお読みください。この内容を書くことによって自分自身の記録をつけて、来年は自分がどう考え方が変わっているのかを知りたくて書いてみます。



毎日出たり、連日で出たりすることができないワタクシではありましたが、平日の2時までという限りある時間を使ってできるだけ南湖に出てみました。

『バス釣り=ストラクチャー(この場合人工物を指す)



という公式を持って湖北から南湖に移った訳なんですが、それはそれは最初は

本当に釣れませんでした



その頃の自分のタックルや思考法を考えても釣れるわけない状態でした。典型的なヤバイパターンである



①最初は強気にテキサスやジグ、クランク

②釣れなかったらジグヘッドやDSなどを投入




これを繰り返してしまうのです。確信を持って投げるジグヘッドとは違う弱気な、とりあえず魚を触りたい一心のライトリグをこの場合は指します。さらにウィードまみれにある南湖でどうしたらいいかわからず右往左往(こうなるとどんどん悪循環。。。)午前中の釣果が悪いとさらにライトリグ使用率が上がってしまい広く探る必要のある季節(秋)なんかは特に差がついてしまう。



ライトリグを否定はしません。事実湖北では95%スピニング持っていましたし、春の南湖でもスピニング使用率は上がります。ライトリグしか釣れないときもありますが、広い琵琶湖は、もっと多くの可能性を秘めた場所があるのも事実です。ボートなど機動力の問題もありますが、せっかくとった休日で、しかも一日丸ごと釣りができるとなればデカイのを釣って充実させたいのは誰もが思うこと。南湖で勝負をしたいアングラーは多くいらっしゃいます。そこでどうしても避けられないのが



ウィードとの付き合い方です



今年1年間徹底して自分なりに南湖のウィード攻略を取り組んでみましたが



非常に難しい



というのが結論です。たまたま釣れた魚ではなく、広大なウィードエリアの『ココ』という場所で、どれだけ再現できるか(数週間釣れる)が自分の目標でした。誰にも発見されていないウィードほど熱いものはありません。いかに探し出せるか時間もかかります。一瞬よかったのだがすぐに終了とか、2週間ほどしたら終わるかもしれません。探してみないとわかりません。やり続けてこそ答えが出るのが沖のウィード攻略です。



今回はウィードが繁茂する半年間、僕自身が何を考えて釣りをしていたのかを書いてみます。まだまだウィード攻略しょぼしょぼレベルのワタクシではありますが読んでみてください。



以前にも書きましたが大まかな視野(マクロ)、細かな視野(ミクロ)の両方をうまくMIXさせて考えることが大切だと思います。



続く



3Sバイブのプロトカラー


友人のルアー塗り師(プロ)に頼んであった3Sバイブのプロトカラーサンプルができました!

まずは、

USカラー(北嶋カラー)





もともと3Sバイブは塗りがしっかりしているため、色を落とすのにペーパーを使いました。

また『目』も超強力に付いているためはがすのに苦労したそうです。

色の特徴は、ボディ下部から薄い黄色(肌色っぽくしたかったのだが…)+オレンジ→レッド→紺ってな感じに仕上がっています。あまり見たことがない色ですが、アメリカでバイブレを引く際には効くカラーだそうです。これでstrenぜひ優勝してもらいたいですわ~♪



もう1色は

パールアユ





下部は白っぽく見えますが、実際は薄いブルーパール(これがよい色なんです!)です。バックはグリーンです。湖北などクリヤーウォーターなので使えるようにプロトカラーを作ってみました。



また実釣に行きたいのですが…年末は厳しいかも…



おっ!

NEC_0153.jpg

これは!?

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